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Example of treatment

豊胸術(シリコンバック)

豊胸術(シリコンバック)に向いているタイプ

Type
  • 2カップ以上サイズアップしたい
  • 授乳によりしぼんだバストにハリをだしたい
  • 加齢により垂れ下がってしまった
  • 左右の大きさを整えたい

豊胸術(シリコンバッグ)のポイント

Point

バッグインプラントの挿入箇所にはバストの組織の状態に応じて4つの選択肢があります。患者様のご要望やバストの状態に合わせて術式を選択します。

レイヤースイッチ法
バッグインプラントの上部を筋膜下に、下部を乳腺下挿入する方法です。三つの選択肢中で最も浅いところに挿入する方法なので、もともとバストの大きさがある程度ある方に向いています。下垂している方にはこの方法を選択する方が自然に仕上がります。動きが自然で谷間ができやすいというメリットがあります。

筋膜下法
大胸筋膜と大胸筋体の間を剥離して、そこにバッグインプラントを挿入する方法です。デコルテ部分の縁の立ち上がりを、輪郭が出にくくすることが可能です。動きが自然で谷間ができやすいことに加え、リップリングを感じにくいメリットがあります。

大胸筋下法
大胸筋の下を剥離してスペースを作り、そこにバックインプラントを挿入する方法です。大胸筋の発達具合によっては乳腺下と同じ層に挿入されることになります。リップリングがわかりにくいことや拘縮がおこりにくいというメリットがあります。

 

乳腺下法
バッグインプラントを乳腺の下、大胸筋の上に挿入する方法です。もともとある程度バストの大きさがある方に向いています。特に、バストが下垂している方には乳腺下法を選択する方が自然な仕上りが期待できます。
乳腺下法のメリットは、動きが自然・ 谷間ができやすい・ 痛みが少ない・ 術後の回復が早いなどです。

豊胸術(シリコンバッグ)の詳細

Details

両ワキを数センチ切開し、インプラントを挿入することで、胸のサイズアップを図ります。
 
当院では、バッグの上部を筋膜下に、下部を乳腺下に挿入するレイヤースイッチ法を第一優先に行っています。しかし個人の体型、ご希望の大きさ・形によっては大胸筋の下や乳腺の下に挿入することをご提案させていただくこともあります。
 
また、基本的な切開部位はワキの下ですが、ご希望により乳房下縁(アンダーバスト)・乳輪周囲からの切開を選んで頂くことも可能です。

■切開部位のパターン

■豊胸術の流れ

※イラストはイメージです。※効果には個人差がございます。

医師コメント

胸の大きさ、形でお悩みの方へ

五反田 希和子医師
五反田 希和子医師

脂肪注入による豊胸の場合、入れられる量に限りがあり、脂肪の生着率によっても仕上がりの大きさに影響があるため、複数回の手術となる場合があります。
その点、シリコンバッグ豊胸術の場合は1回で理想の大きさに近づけることができる点が優れています。
近年はバッグの質も上がっており、質感がよく、様々な形や性質のものから選択することができます。また、患者様の体型によって挿入位置、シリコンのサイズは変わってくるため、カウンセリング時に見定めてご提案させていただきます。
気になる傷跡に関してですが、基本的には脇の下を切開するため殆ど目立つことはありません。

麻酔方法

Anesthesia
  • 全身麻酔

ダウンタイム・術後経過

Downtime

ダウンタイム

※個人差があります。

  • 腫れ

    約7 日~2 週間(ワキ~胸全体に出ることもあります。) 内出血や感染症になった場合、腫れが長引くこともあります。

  • 内出血

    手術操作によって細かい血管が傷つくと皮膚の下で出血し、ワキの切開部~胸全体が紫色になりますが、2~3 週間で消失します。

  • 抜糸

    6~8 日後

  • ドレーン

    術後の浸出液や血液をバストの中に貯めずに、外に排出させるための管を付けます。 通常は、2~3 日程で抜去となります。

  • 圧迫

    アップ帯という包帯を2~3 日装着します。 その後、抜糸までは、取り外し可能なバストバンドにて、圧迫を継続します。

  • ブラジャー

    術後3 ヶ月は、ワイヤー入りブラジャーの着用を控えていただきます。 (スポーツブラや柔らかいタイプの物を使用)

  • 通院

    1 日目・2 日目・3 日目(4 日目~)・7 日目

  • 完成

    約6 ヶ月

ダウンタイム後の経過

○ 一時的に腫れやムクミにより左右差が出たり、大きすぎると感じることがありますが、時間と共に馴染んでいきますので、ご安心ください。
 
また、皮膚に伸びる余裕が少ない方は、つっぱりが強く丸みがないバストに感じますが、3 ヶ月程すると丸みのあるバストへと馴染んでいきます。
 
○ 手術後一時的に胸の感覚が鈍くなりますが、数ヶ月かけ徐々に改善します。
 
○ 手術後は1 ヶ月程は、強い刺激によって痛みを感じることがあります。徐々に軽減されますが、痛みが強い間は出来るだけ刺激を避けてください。
 
○ ワキからの手術の場合、ワキから胸にかけてつっぱり感が生じることがあります。ストレッチなどを行っていただくことで、徐々に馴染んでいきます。
 
○ 手術後、ワキから肘にかけて筋がつっぱることがあります。リンパ管の腫れ・しこりが原因となります。通常3 ヶ月ほどで改善されます。
 
○ 手術後もバストの位置が下がる、ボリュームが減るなど、加齢による変化は引き続き起こります。
 

■ 切開部の傷跡 

傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。

手術後に起こりうるトラブル

Trouble

※トラブルが生じた場合、適宜対応いたします。

  • バストの位置が高すぎる(外側や内側の広がりが足りない)
  • バストの位置が低すぎる(外側すぎる・内側すぎる)
  • 希望のサイズでない
  • バストの左右差(位置のずれ・大きさの違い)
  • バッグの輪郭が浮き出
  • 被膜拘縮(ひまくこうしゅく)(カプセル拘縮)
  • 胸の中でバッグが動く
  • 傷跡が気になる
  • インプラントの破損
  • 胸部の感覚麻痺
  • 感 染(化膿する)
  • 血が溜まる
  • 傷が開く
  • 中縫いの糸が出てくる
  • 術中の出血
  • テープかぶれ
喫煙について
喫煙は血液の循環を悪くする為、傷の治りが悪くなります。細菌がついて感染を引き起こす原因にもなります。 術前2 週間前~術後最低1 ヶ月は禁煙をお願い致します。
手術後4 ヶ月は腫れや炎症が残っているため、傷が酷く残りやすく、また癒着が強く変形が起きやすいため、原則として再手術には適さない時期です。腫れや炎症が治まる4 ヶ月以降に判断し、調整を行わせていただくことをご了承下さい。

料金

Price

※保険適用外の自由診療です。

豊胸術シリコンバック挿入術
手術料金のみ(別途バック代要)
¥990,000
※ケラーファンネル使用時+1枚¥33,000
シリコンバック挿入術(デュアルプレーン法)
手術料金のみ(別途バック代要)
¥1,210,000
※ケラーファンネル使用時+1枚¥33,000
ヒアルロン酸(1cc)¥5,280
脂肪注入 脂肪吸引+ ¥330,000
※マクロフィル使用時+¥110,000
シリコンバックErgonomix1¥132,000
Ergonomix2¥165,000

※価格は全て税込です。

 

豊胸術(シリコンバッグ)のよくある質問

Faq
  • バッグを挿入するのに、身体に合わないなどの問題はありませんか?

    事前のカウンセリングの際に、健康状態等をはじめ、脂肪や筋肉のつき方、骨格、身体全体のバランスも診て、無理のない大きさのバッグを入れることをお勧めしております。『身体に合わない』という心配はないと思っていただいて良いと思います。

  • 授乳後、胸が垂れてハリもなくなりました。バッグを入れることで改善できますか?

    バストの下垂の改善方法として、人工乳腺のバッグを入れることにより下垂の改善が図れる場合や、乳房固定術(吊り上げ)の方法等が考えられます。その方の体の状態にもよりますので、カウンセリングにてお気軽にお尋ねください。

  • バックの豊胸術後はレントゲンで分かりますか?

    健康診断などで受けるX線のレントゲンの場合でしたら、胸の脂肪と同じように白くぼんやりと写る程度の方が多いようですが、CTやMRIのような精密機器で撮影した場合ですと、くっきりと形が写ります。ただ、近年では『バストを大きくしたい』という理由で豊胸術を受けられる方だけではなく、『乳がんの乳房再建』として受けられる方も大変多くいらっしゃいます。そのため、CTやMRIで形が写ったとしても、その事について医療従事者の方が追求することはないと思われます。

  • バッグ挿入の手術後に妊娠しても問題はありませんか?

    豊胸術の後に妊娠をしても、出産や授乳に支障をきたすことは一切ありません。どうぞご安心下さい。

  • 昔受けた豊胸手術で入れたバッグを取り除いた場合、体に影響はありますか?

    入れ替えをされない場合は、バストが萎縮する事により形状が悪くなる可能性があります。ただ、実際の状態を拝見させていただくとよりはっきりと判断することができます。まずは、カウンセリングにて現在の状態を拝見させて頂ければと思います。

  • バッグ挿入後、10年以内に抜去などは必要ですか?

    バッグは基本的に定期的な入れ替えや抜去を必要とする施術法ではないのでご安心ください。 ただし、異物であるバックを入れることで、免疫反応によってバッグ全体に膜が出来ます。その膜が縮むと硬くなる被膜拘縮(ひまくこうしゅく)が稀に起こることがあり、不自然な形になることがあります。被膜拘縮が起こる確率は5%程度と低いのですが、被膜拘縮を起こした場合、バッグを抜去する、又は被膜を切除してバッグを入れ替える手術をご提案させて頂きます。

  • 豊胸バッグを入れるとマンモグラフィーを受けられないと聞きましたが本当ですか?

    バッグを入れていてもマンモグラフィーを行う事は可能です。ご安心下さい。

  • 豊胸手術を受ける事で乳癌になりやすくなりますか?

    豊胸術を受けることにより乳癌に罹患する可能性が高くなるという医学的な根拠に基づく事実はありません。ご安心下さい。

  • 乳腺下と大胸筋下とではバッグを入れた時の感触が変わりますか?

    一般的には乳腺の下にバッグ入れた方が柔らかく感じると言われています。大胸筋の下に入れる場合は、筋肉が先に触れますので硬く感じる方が多い様です。

  • 手術は日帰りでできますか?

    バッグを入れる豊胸術の手術時間は約2時間程度ですので、日帰りで行う事が出来ます。入院は必要ありません。

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