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Example of treatment

人工乳腺入替術

人工乳腺入替術に向いているタイプ

Type
  • 豊胸をしたけれど、形が気に入らない
  • 思っていたサイズと違っていた
  • バストにシワがよっている
  • 被膜拘縮で硬くなってしまった
  • バッグインプラントの位置に違和感がある
  • 腫れてきた、急にしぼんでしまった

人工乳腺入替術のポイント

Point

当院で豊胸術を受けた方、あるいは他院で豊胸術を受けた方のトラブルを解決する方法です。思っていた大きさと違う・左右で大きさや形が違う・被膜拘縮・リップリングなど、少しでも違和感やご不満がありましたら、医師にご相談ください。

患者様の体質・理想の形に応じたバッグインプラントに入れ替えを行います。

人工乳腺入替術の詳細

Details

挿入していた人工乳腺(じんこうにゅうせん)を抜去(除去)後、新たな人工乳腺(シリコンバッグ)に入れ替える手術です。

バッグの挿入位置は前回と同じ層です。

医師コメント

シリコンバッグを目的に合わせて入れ替える

上野 佐知医師
上野 佐知医師

人工乳腺入替術は以前シリコンバックによる豊胸をされた患者様が、バックのサイズが大きすぎる/小さすぎる、輪郭が浮き出て気になる等の理由から、古いシリコンバックを除去して新しいバックに入れ替える手術になります。
通常、乳房下溝か腋窩か乳輪周囲のいずれかにある元の傷を再度切開し、その傷からシリコンバックの入れ替えを行いますが、新しいバックのサイズが元のものよりかなり大きくなる場合は、元の切開線を延長したり、別の切開創から入れ替えたりする可能性があります。
シリコンバックの質も昔より良くなっていますので、以前入れたバックについて気になるお悩みがある方は一度ご相談ください。

麻酔方法

Anesthesia
  • 全身麻酔

ダウンタイム・術後経過

Downtime

ダウンタイム

※個人差があります。

  • 腫れ

    約7~14 日間(ワキ~胸全体に出ることもあります。) 内出血や感染症になった場合、腫れが長引くこともあります。

  • 内出血

    手術操作によって細かい血管が傷つくと皮膚の下で出血し、ワキの切開部~胸全体が紫色になりますが、2~3 週間で消失します。

  • 抜糸

    6~8 日後

  • ドレーン

    術後の浸出液や血液をバストの中に貯めずに、外に排出させるための管を付けます。 通常は、2~3 日程で抜去となります。

  • 圧迫

    アップ帯という包帯を2~3 日装着します。 その後、抜糸までは、取り外し可能なバストバンドにて、圧迫を継続します。

  • ブラジャー

    術後3 ヶ月は、ワイヤー入りブラジャーの着用を控えていただきます。 (スポーツブラや柔らかいタイプの物を使用)

  • 通院

    1 日目・2 日目・3 日目(4 日目~)・7 日目

  • 完成

    約6 ヶ月

ダウンタイム後の経過

1. 胸 

○ 腫れやムクミにより、一時的に胸が大きすぎる、または左右差を感じることがありますが、時間と共に馴染んできます。

また、大きなサイズに入れ替えた方で、皮膚に伸びる余裕の少ない場合、術後しばらくはつっぱり感が強く、丸みのないバストのように感じますが、3 ヶ月程すると皮膚が伸びて、丸みのあるバストへ変化していきます。
○ 手術後一時的に胸の感覚が鈍くなりますが、数ヶ月かけて徐々に改善します。

○ 手術後は状態が落ち着くまでの間、強い刺激によって痛みを感じることがあります。
徐々に軽減されますが、痛みが強い間は出来るだけ刺激を避けてください。

○ ワキから手術を行った場合は、ワキから胸にかけて つっぱり感が生じる・ワキから肘にかけて、筋がつっぱるなどの症状が出る事があります。ストレッチなどを行って頂くことで、徐々に馴染んでいきます。

2. 加 齢 

手術後もバストの位置が下がる、ボリュームが減るなど、加齢による変化は引き続き起こります。

3. 切開部の傷跡 

傷の赤みは数ヶ月かけて、薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。

 

手術後に起こりうるトラブル

Trouble

※トラブルが生じた場合、適宜対応いたします。

  • バストの位置が高すぎる(外側や内側の広がりが足りない)
  • バストの位置が低すぎる(外側すぎる・内側すぎる)
  • 希望のサイズでない
  • バストの左右差(位置のずれ・大きさの違い)
  • バッグの輪郭が浮き出
  • 被膜拘縮(ひまくこうしゅく)(カプセル拘縮)
  • 胸の中でバッグが動く
  • 傷 跡
  • シリコンバッグの破損
  • 胸部の感覚麻痺
  • 感 染(化膿する)
  • 血が溜まる
  • 傷が開く
  • 中縫いの糸が出てくる
  • テープかぶれ
喫煙について
喫煙は血液の循環を悪くする為、傷の治りが悪くなります。細菌がついて感染を引き起こす原因にもなります。 術前2 週間前~術後最低1 ヶ月は禁煙をお願い致します。
手術後4 ヶ月は腫れや炎症が残っているため、傷が酷く残りやすく、また癒着が強く変形が起きやすいため、原則として再手術には適さない時期です。腫れや炎症が治まる4 ヶ月以降に判断し、調整を行わせていただくことをご了承下さい。

料金

Price

※保険適用外の自由診療です。

人工乳腺入替術当院で受けられた手術の場合豊胸術+ ¥220,000
※ケラーファンネル使用時+¥33,000
他院で受けられた手術の場合豊胸術+¥440,000
※ケラーファンネル使用時+¥33,000

※価格は全て税込です。

 

人工乳腺入替術のよくある質問

Faq
  • 手術後の腫れ、内出血はどのくらいでありますか?

    手術後の腫れ、内出血については約2週間で引く方が殆どです。

  • 術後の痛みはありますか?また、どのくらいの期間で仕事に復帰できますか?

    筋肉痛の様な痛みが出現しますが、鎮痛剤を使用することにより、日常生活については翌日から普通に送ることが可能です。大胸筋下に入れた場合は、筋膜下に比べて痛みがやや強く出る事がありますが、デスクワークなどのお仕事でしたら術後2-3日より復帰可能です。腕をよく使う仕事の方でしたら1週間程度お休みがあれば安心だと思います。

  • 入れたプロテーゼが動いたり、ずれたりすることはありませんか?

    術後2週間程は動く可能性があります。そのため、その間はバストバンドを装着することをお願いしています。一度落ち着いたプロテーゼが動いたり、ずれたりすることはほとんどありません。

  • 運動はいつからできますか?

    激しい運動は1カ月ほどお控えください。

  • 傷は目立ちませんか?

    基本的に脇の下の、脇毛の生えている領域内で、シワに沿って切開しますので、傷はあっても最も目立ちにくい場所になります。縫合も形成外科的縫合を行いますので、傷は最小限となります。 状態が大変難しい場合では、バストのアンダーの位置を切開することがあります。その場合でも、傷は最小限となるよう配慮し、アンダーの位置に自然になじむようにします。縫合も形成外科的縫合を行い、抜糸後は専用テープを用いますので傷が目立つことは殆どないと思います。

  • 手術は痛いですか?

    基本的に全身麻酔をして手術を行いますので、術中に痛みを感じる心配はありません。

  • 授乳に影響しませんか?

    脇から手術を行うため、乳腺組織を損傷することはありません。また、シリコンプロテーゼは授乳には影響はありません。ご安心ください。

  • 豊胸手術を受ける事で乳癌になりやすくなりますか?

    豊胸術を受けることにより乳癌に罹患する可能性が高くなるという医学的な根拠に基づく事実はありません。ご安心下さい。

  • 乳腺下と大胸筋下とではバッグを入れた時の感触が変わりますか?

    一般的には乳腺の下にバッグ入れた方が柔らかく感じると言われています。大胸筋の下に入れる場合は、筋肉が先に触れますので硬く感じる方が多い様です。

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