下顎プロテーゼ挿入術+固定術
下顎プロテーゼ挿入術+固定術に向いているタイプ
- 引っ込んだアゴを前に出したい
- アゴが小さい
- シャープなアゴになりたい
- アゴが割れている
下顎プロテーゼ挿入術+固定術のポイント
鼻の頭~唇~アゴを結ぶラインを「Eライン」といい、このラインが一直線に位置するのが美人顔として理想的なバランスと言われています。
特に横顔のバランスが美しくなり、どこから見ても整っている顔立ちの印象になります。
その理想的なあごのラインを作るのに適しているのが『シリコンプロテーゼ』です。
シリコンプロテーゼは、人間の軟骨に性質が似ている医療材料です。変形や変質がほとんどないため半永久的な効果が期待できます。また、術後の腫れや痛みも少ないので、手術当日から日常生活が可能です。
下顎プロテーゼ挿入術+固定術の詳細
アゴプロテーゼ挿入術とは、下唇の裏側2~3cm程を切開して、アゴの骨の形に合わせて整えたプロテーゼを挿入し、フェイスラインを整える手術です。当院では、固定具でプロテーゼと骨を固定する事もあります。フェイスラインに合わせて最も理想的なあごの形にカットしたプロテーゼを骨の上に挿入。口の中の粘膜は傷の治りが早いので、術後の経過もよく、傷跡も気になりません。
仕上がりのイメージを画像シミュレーションで確認することで、より理想的な鼻のカタチへ
当院では、自然で目立たない鼻のデザインがご自身の顔に合っているかどうかを、より正確に確認するため3Dシミュレーションで体感していただけます。
また、丁寧かつ綿密にカウンセリングを行い、患者様がどんなことを求めているかをしっかりヒヤリングします。
「なりたいイメージ」をしっかりキャッチし、医師と患者様のギャップをなくすことがよい結果への近道と考えます。
※イラストはイメージです。※効果には個人差がございます。
麻酔方法
- 静脈麻酔+ラリンゲルマスク
- 全身麻酔
- 局所麻酔
ダウンタイム・術後経過
ダウンタイム
※個人差があります。
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腫れ
約1~2 週間(3 日目くらいが腫れのピーク) 内出血や感染症になった場合、腫れが長引くこともあります。
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内出血
手術操作によって細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し紫色になりますが、1~2 週間で消失します。
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抜糸
2 週間目に口の中につく糸を抜糸します。
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ドレーン
血がたまることを予防するために、血を抜く管を挿入する場合があります。 手術の1 日から3 日までに抜去します。
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洗顔・シャワー浴
首から下は手術翌日から可能、顔・頭部はドレーン抜去の翌日から濡ら可能です。
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メイク
ドレーン抜去の翌日から可能です。
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歯磨き
手術翌日から可能。傷に直接当たらないように注意して下さい。
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食事
手術当日から可能。約1~2 週間は熱いもの、辛いもの、堅いものは控えて下さい。 噛むことが困難な場合は3~4 日間固形物は控えて下さい。 2 週間はお渡しするイソジンで食後にうがいをして下さい。
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通院
翌日・2日目(3日間)・術後1週間目・術後2週間目
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完成
約3ヶ月
ダウンタイム後の経過
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むくみ
3ヶ月~6ヶ月
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傷の経過
傷は口腔内のため、外観からはわかりません。術後3ヶ月は傷が硬くなりますが徐々に硬さは改善されます。
手術後に起こりうるトラブル
※トラブルが生じた場合、適宜対応いたします。
- 感染(化膿する)
- 異物反応(アレルギー反応)
- 血が溜まる
- アゴから下口唇、下アゴの歯茎にかけて知覚が鈍くなる、しびれる
- プロテーゼのずれ
- アゴが正中からずれている
- プロテーゼが大きすぎる、又は、小さすぎると感じる
- アゴの梅干しじわが改善しない
- 骨の変形
- アゴの異物感
- 口唇の火傷(やけど)、すり傷、色素沈着
- プロテーゼ・固定金属のレントゲン・CT・MRIに対する影響
- 喫煙について
- 喫煙は血液の循環を悪くする為、傷の治りが悪くなります。細菌がついて感染を引き起こす原因にもなります。 術前2 週間前~術後最低1 ヶ月は禁煙をお願い致します。
料金
※保険適用外の自由診療です。
下顎プロテーゼ挿入術+固定術 | ¥440,000 |
オーダープロテーゼの場合+¥170,500 |
※価格は全て税込です。
下顎プロテーゼ挿入術+固定術の詳細のよくある質問
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体に影響はありませんか?
当院で使用するシリコンプロテーゼはアレルギーや異物反応が起きにくく、長期間の使用にも劣化しにくい素材を使用していますので、体への影響の心配はありません。また、変形やズレなどの心配もほとんどなく、なめらかにフィットするものを採用しています。自然な仕上がりが期待できるプロテーゼです。
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食事をした時に違和感はありませんか?
ダウンタイムが過ぎてしまえば、とくに違和感はありません。ただし、術後2~4 週間は麻酔による違和感や腫れ、痛みなどにより、口が動かしづらい、または食べにくさを感じることはあります。ただし、このような違和感は、腫れや痛みの消失とともに徐々に回復していきます。傷口が治ってしまう頃には術前と同じような自然な状態に戻っていきます。
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割れアゴを治すことはできますか?
適切な大きさのプロテーゼを、割れて凹んでいる部分に挿入すれば、割れアゴを改善できる場合も多いです。また、凹んだ部分にヒアルロン酸を注入することにより、なめらかなあごのラインを作ることができる場合もあります。その方の状態によって、どちらの改善効果が高いかは異なります。カウンセリング時にご相談ください。
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将来、ゆがんだりすることはありませんか?
あごになめらかにフィットするプロテーゼを使用しているため、長期間の挿入をしても変形やズレなど、ゆがみが出るようなことは考えにくく、日常生活の中での軽い衝撃程度であれば、殆ど問題はありません。本来のあごと同じように、交通事故などの大きな衝撃でない限り、特に心配しなくて良いと思います。
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プロテーゼを抜きたくなったら抜く事は可能ですか?
プロテーゼを抜くことはいつでも、また、長期間挿入したものでも可能です。ただ、プロテーゼ自体は安全な素材ですので、特に問題がなければ抜く必要はありません。
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抜去する際にはどのような方法で行いますか?
あご部分に局所麻酔をした後、口腔内(下口唇と前歯の境)を2cm 程度切開します。その後、プロテーゼを引き抜いて抜去し、切開部を縫合します。口の中に傷はつきますが、外見からは見えない箇所ですので心配はありません。
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プロテーゼを挿入する以外の方法はありませんか?
アゴの凹みの部分を埋めるようにヒアルロン酸もしくはレディエッセを注入する方法もあります。
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痛みはありますか?
手術は静脈麻酔+ラリンゲルマスクで行い、眠っている間に終了しますので痛みの心配はありません。術後に強い痛みを感じる方は少なく、お渡しする鎮痛剤で十分カバーできる程度です。
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ヒアルロン酸を注入した後でもプロテーゼを入れることは可能ですか?
ヒアルロン酸を注入後であっても、プロテーゼを入れる手術を行えます。注入したヒアルロン酸の半分は手術時に流れ出てしまいますが、気になる場合はプロテーゼを入れる手術と同時にヒアルロニダーゼでヒアルロン酸を除去することもできます。また、事前にヒアルロニダーゼでヒアルロン酸を除去しておき、後日プロテーゼを入れる手術を行うということも可能です。