- 鼻の穴の左右差や鼻尖の曲がりなどはできませんか?
- 左右の鼻先の軟骨を縫い合わせる際にずれが生じることにより、鼻尖に左右差が生じる、あるいは鼻の穴の形に左右差が生じることがあります。
オープン法に比べてクローズ法で手術を行うと、傾きや左右差が起こりやすくなります。また、元々左右の軟骨の形や大きさに違いがある場合には傾きや左右差がより起こりやすくなるとされています。左右差の修正をご希望される場合は、再度切開して鼻尖の軟骨を縫い直す処置をさせて頂きます。
オープン法での手術を行う場合、鼻柱に傷跡が残ります。また、再手術を行っても、左右差は完全になくならない場合があります。あらかじめご了承下さい。
- 鼻孔縁が上に挙がることはありませんか?
- 鼻先の左右の軟骨を縛ることで鼻先を尖らせる処置をすると、鼻の穴が横長から縦長になります。その場合、正面から見て鼻孔縁が上に挙がって見えることがあります。
どうしても気になる場合は、縛った糸をほどき、尖らせた分を戻すことにより緩和しますが、鼻先は丸くなります。また、鼻孔縁形成術をさせていただくことは可能ですが、挙がった鼻孔を下げることができますが、鼻尖が太くなることがあります。あらかじめご了承ください。
- 鼻尖上の皮膚が盛り上がったりしませんか?
- 左右の鼻先の軟骨をしばり合わせることにより、鼻尖上部の組織が盛り上がって見えることがありますが、術後4ヶ月程経過しますと、むくみが治まってくると盛り上がって見える部分は小さくなっていきます。どうしても気になる場合は、余って盛り上がっている皮膚を外側から切除することで、その盛り上がりをなくすことは可能です。切り取った部分に傷はできますが、時間の経過と共に目立たなくなっていきます。
- 鼻尖に違和感はありませんか?
- 左右の鼻先の軟骨を縛ることで、鼻尖に硬さがでます。その鼻尖の硬さを違和感と感じることはあります。時間と共に治まることがほとんどですが、どうしても気になる場合は、縫い寄せた軟骨の糸をはずす処置をさせていただきます。ただし、完全に元の柔らかさに戻らないこともあります。
- 手術後、鼻が通りにくい感じになりませんか?
- 鼻尖の軟骨を縫い合わせると、鼻の中のスペースが狭くなるため、鼻が通りにくいと感じることがあります。術後およそ3~6ヶ月程度経過しますと、鼻の中の粘膜の腫れが引いてきますので、それと共に鼻づまりが治まってくる場合が殆どです。また、この間は市販の鼻炎スプレーを使用して頂くことにより鼻づまりの症状が軽くなります。
- 鼻尖縮小の効果が物足りないと感じることはないですか?
- 鼻尖縮小術を行っても、術後の皮膚のむくみや脂肪を切り取った部分に瘢痕組織ができて分厚くなることが原因で、鼻尖が思ったほど細くならないことがあります。術後約4~6ヶ月程経過をみて頂きますと、気にならない程度になることがほとんどです。どうしても気になる場合は、鼻尖形成術や鼻中隔延長術を行うこともおすすめです。
- 鼻尖が細くなりすぎることはありませんか?
- 鼻尖がどれくらいのサイズになるかを正確にコントロールすることは難しいため、術後の鼻尖がご希望より細くなってしまう可能性があります。その場合、鼻先の軟骨をしばっている糸をはずすことにより、鼻先を多少丸くすることはできます。また、必要に応じて鼻先に真皮脂肪や耳の軟骨を移植したり、ヒアルロン酸を注入することで、細くなった鼻尖に丸みや太さを作ることも可能です。ただし、修正を行いましても希望通りの太さにならない場合があることをあらかじめご了承ください。
- 鼻尖が上を向いたり下を向いたりすることはありませんか?
- 左右の軟骨を縛りよせた際に、鼻尖が下に延びることはまれですが、軟骨の形によって鼻尖が上を向くことはあります。気になる場合は、軟骨をしばっている糸を外して尖らせた鼻尖を元に戻すことである程度調整は可能ですが、鼻尖は丸くもしくは太くなってしまいます。また、鼻尖の軟骨が手術の影響で硬く変形してしまっている場合は、糸を外しても鼻尖の位置を修正できない可能性があります。鼻尖の細さをそのままにして修正をご希望される場合には、鼻尖形成術や鼻中隔延長術をおすすめします。
鼻尖縮小術
東京院 医師上野 佐知
鼻先が太く丸く見える原因は、鼻の皮膚が厚い、皮下組織量が多い、軟骨の形が丸いなどです。スマートな鼻先に見えるようにするには、軟骨の形を鼻先が細くなるように整えて縫合します。その際に、軟骨と皮膚の間の脂肪や結合組織が厚い場合は切除してシャープな鼻先にします。
鼻先の皮膚が厚い場合、余分な皮下組織を切除しても、良い結果が出にくいことがあります。その場合、皮膚自体を切除する「鼻尖縮小術(皮膚切除)」を行い、丸い団子鼻をスマートに整えることがあります。
鼻尖縮小術(皮膚切除) 〉