- 耳介軟骨はどのくらい採ることができるものなのでしょうか?
- 耳介軟骨は、耳の穴の中の外耳道や耳の裏から採ることが可能です。もともとの耳の大きさによって採取できる量には限りがありますが、ミニ延長術は、鼻中隔軟骨や肋軟骨などを採取するのに抵抗がある方にはおすすめです。
- 移植した軟骨が時間の経過と共にずれてきたり歪んだりすることはありませんか?
- 移植した軟骨が経過とともにずれたり歪んだりする可能性は低いです。耳介軟骨移植では、ご自身の組織を移植するので、移植をしたところに生着します。元々のご自身の鼻と同じで、何か大きな衝撃などを受けない限りずれやゆがみは生じにくいです。
- 同時に鼻の穴を小さくしたり、鼻全体の印象を変えることは可能ですか?
- 鼻先を出すだけでも鼻全体の印象はかなり変わります。同時に鼻翼縮小術を行う方も多く、横に張り出した小鼻を小さくすることで上品な鼻に導くことが可能です。
鼻全体の印象を変えたい場合は、プロテーゼを挿入して鼻を高くする方法やヒアルロン酸注入を同時に行うこともあります。理想の鼻へ導くために、複数の方法を組み合わせることが可能です。
- 耳の軟骨を取る事で耳の形が変わったりする事はありませんか?
- 採取する軟骨の量が大きければ大きいほど、耳の形が変形する可能性があります。
しかし、目立つ耳の変形が生じる可能性はほとんどありません。
耳の変形をさせないよう細心の注意を払って軟骨を採取します。
- 移植した軟骨が徐々に減ったりはしませんか?
- 移植した軟骨がご自身の組織のため、減ったりなくなったりすることはなく、自分の組織として生着してその部分に残ります。
ただし、適切な高さを超えて鼻先を高くした場合は、鼻先にかかる力が強くなるため、軟骨が薄くなったりする場合があります。
- 耳介軟骨移植をすれば正面からみえる鼻の穴を見えなくする事はできますか?
- 鼻先が上に向いている場合、正面から見ると鼻の穴が目立つ方がいらっしゃいますが、耳介軟骨移植によって鼻先を下方向に延ばすことで鼻の穴を目立たなくすることが可能です。
また、もともと鼻の穴が大きな方は、同時に鼻翼縮小手術を行い鼻の穴の大きさや形をキレイに整えることで、鼻の穴の形はもちろん上品な美しい鼻へ導くことも可能です。
- 鼻先が少し上に向いているのを治すには効果がありますか?
- 多くの場合、耳の軟骨を鼻先に移植する耳介軟骨移植で、形良く下向きになるよう調節します。ただし、鼻の状態によっては、鼻先を細くする鼻尖形成など別の方法が良い場合もあります。カウンセリングで拝見した上で、最適な方法をご提案させていただきます。
- 麻酔は何を使用しますか?
- 局所麻酔、笑気ガス麻酔、静脈麻酔+ラリンゲルマスク麻酔、全身麻酔と様々な麻酔方法をお選びいただけます。ご希望をお伺いし、身体へのご負担を考慮し、最適な麻酔方法をご案内させて頂きます。
- ダウンタイムはどのくらいですか?
- 皮膚と軟骨がずれないように、術後に3~7日間程度テーピングやギプスで固定します。完全に腫れが引くのは術後およそ7日後には殆ど腫れは引いています。また、腫れるのは主に鼻先だけであり、目のまわりなどはほとんど腫れないため(個人差があります)、マスクで隠してしまえば殆どわかりません。
ミニ鼻中隔延長術
東京院 医師上野 佐知
鼻の柱を控えめに延長する施術です。高さや鼻先の向きをほんの少し変化を出したい場合に適しています。たくさん鼻先を前に出そうとするとかなりしっかりした柱を立て直す必要があります。それに対し、ミニ鼻中隔延長術は控えめな変化を求めてご自身の耳介軟骨(耳の軟骨)などを使用して柱を少し延長する方法です。