乳房吊上げ術(マストペクシー)

  1. ビスポーククリニック
  2. 乳房吊上げ術(マストペクシー)

この手術に向いているタイプ

●垂れたバストを引き上げたい
●年齢を重ねてバストが垂れてしまった
●授乳を終えてバストが垂れてしまった
●老けてみえるバストの形を変えたい

ポイント

加齢によって皮膚や筋肉の老化に伴ってバストが垂れてくる、授乳後のバストサイズの変化によって下垂しやすい状態になります。

バストの下垂を解消するにはいくつかの方法がありますが、「乳房吊り上げ術」は、バストの大きさが中〜小サイズの方に向いています。
手術は、たるんでいる皮膚を切除して、同時に下垂したバストの形と乳輪・乳頭の位置を上向きに整えます。バストの大きさを変えずに、たるみを取り除いてバストを上向きに整える方法です。

手術の詳細

バストのたるんだ皮膚を切除して、下垂したバストを持ち上げバストアップを図ります。
余分な皮膚が多いほど傷跡を長くする必要があり、軽度のものなら乳輪の回りに丸い傷跡が出来ます。

 

標準的には、乳輪からバストの下に向かって縦に傷を伸ばしていき、更に乳房下線(アンダーバスト)に沿って横に傷を伸ばす場合もあります。

■軽度の乳房吊り上げ術
■乳房吊り上げ術

麻酔方法

全身麻酔

ダウンタイム・術後経過

ダウンタイム

※個人差があります。
 

■腫れ
約7~14 日間。乳輪・乳頭周囲に出る可能性があります。
内出血や感染症になった場合、腫れが長引くこともあります。
 
 
■内出血
手術操作によって細かい血管が傷つくと皮膚の下で出血し乳輪周囲~胸全体が紫色になりますが、1~2 週間で消失します。
 
 
■抜糸
6~14 日目
 
 
■ドレーン
術後の浸出液や血液を胸に貯めずに、外に排出させるための管を付けます。
通常は、2~3 日程で抜去となります。
 
 
■圧迫
手術後、2~3 日はキズ口をテープにて固定し、ガーゼ保護致します。
 
 
■ブラジャー
スポーツブラや柔らかいタイプの物であれば、ドレーン抜去後から使用可能です。
ワイヤー入りのものは1 ヶ月使用を控えて下さい。
 
 
■シャワー
ドレーン抜去後(2~3 日)から可能です。
 
 
■通院
1 日目・2 日目・3 日目(4 日目~)・7 日目・14 日目
 
 
■完成
約6 ヶ月
 
 

ダウンタイム後の経過

1. 胸
 
○ 一時的に腫れやムクミにより、左右差や大きすぎると感じることがありますが、時間と供に馴染んでいきます。また術後3 ヶ月程、つっぱり感が続く場合もあります。
 
○ 一時的に胸の感覚が鈍くなりますが、数ヶ月かけ徐々に改善します。
 
○ 状態が落ち着くまでの間、強い刺激によって痛みを感じることがあります。
      徐々に軽減されますが、痛みが強い間は出来るだけ刺激を避けてください。
 
○ バストを持ち上げるため、バストの下半分に丸みがなくなり、不自然に感じることがあります。
      3~6 ヶ月程経過し、硬さがとれると下半分に丸みができます。
 
○ 手術後、加齢により下垂などの変化が引き続き起こります。
 
2. 切開部の傷跡
 
傷の赤みは数ヶ月かけて、薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。

手術後に起こりうるトラブル

※トラブルが生じた場合、適宜対応いたします。

A) 乳輪・乳頭の位置が低すぎる

A-1トラブルの内容
乳輪・乳頭の最適な位置(高さ)は、体型やバストの大きさや形によって異なります。また、主観的な判断にも左右されます。そのため、乳輪・乳頭の位置が低すぎると感じることがあります。
 
A-2 対応
乳輪・乳頭の位置が低すぎると感じた場合、乳輪の上側で皮膚を切除し、最適な位置に吊上げる手術を行います。

B) 乳輪・乳頭の位置が高すぎる

B-1トラブルの内容
乳輪・乳頭の最適な位置(高さ)は、体型やバストの大きさや形によって異なります。また、主観的な判断にも左右されます。そのため、乳輪・乳頭の位置が高すぎると感じることがあります。
 
B-2 対応
乳輪・乳頭の位置が高すぎると感じた場合は、再度乳輪の周りの傷を切開し、乳輪を低い位置へ縫いつける手術を行います。
※ただし、乳輪上部に傷跡が残ることをご了承ください。

C) バストのボリュームが足りない

C-1トラブルの内容
下垂したバストを持ち上げても、バスト全体のボリュームが足りないと、丸いきれいなバストを作ることが出来ません。特にバストの上半分に凹みが残って、バストアップの効果が物足りなく感じてしまいます。
 
C-2 対応
バストのボリュームが足りないと感じた場合、ヒアルロン酸注入・脂肪注入・豊胸術などで、乳房に膨らみを出す施術により対応させて頂きます。

D) バストが大きすぎる(垂れる)

D-1トラブルの内容
下垂したバストを吊り上げて形を整えますが、バストのボリュームが大きすぎると、吊り上げたバストが重みで垂れ下がりやすくなります。特にバストの下半分にボリュームが出すぎて、垂れて見えてしまうことがあります。
 
D-2 対応
バストが大きすぎると感じた場合、脂肪吸引によってある程度バストのボリュームを減少させることが出来ます。
 
乳房縮小術を行って、皮膚とともに乳腺組織を切除してバストを小さくすることも可能です。吊り上げや縮小術を行っても、皮膚や乳腺にハリがないとバストの垂れが十分修正できないことがありますことをご理解ください。

E) バストサイズ、乳輪・乳頭の位置の左右差

E-1トラブルの内容
術前のバストの左右サイズの違いや、皮膚のハリの違い、切除した皮膚のデザインや大きさのずれが原因でバストサイズや乳輪・乳頭の位置に左右差を感じることがあります。
 
E-2 対応
バストサイズや乳輪・乳頭の位置に左右差が生じた場合、上記 A)、B)、C)、D)に準じて修正手術を承ります。
基本的には、バストの左側もしくは右側のご希望の方に合わせて片側を修正します。
※但し、修正手術を行ったとしても、完全に左右対称にならない場合もあることをご理解ください。

F) キズアト

F-1トラブルの内容
①傷跡がケロイドのように赤く盛り上がる
②凹み・段差が出来る
③色素沈着になる
④ギャザー(キズアトにそってギャザーのようなシワ)が出来る
⑤dog ear(キズの端にできる皮膚の盛り上がり)が出来る
 
F-2 対応
傷跡が気になる場合は、状態に合わせて下記の方法を用いて改善を図ります。
 
① ステロイド注射(ケナコルト)
 ケロイドのように赤く盛り上がったキズを平らにしていく効果が期待できます。
 十分な効果が得られるまで、1 ヶ月に1 回の治療を繰り返す必要があります。
 *ステロイドの副作用:傷が凹む、毛細血管が浮きでる
 
② CO2 レーザー照射
 傷跡の段差を削って、滑らかにする効果が期待できます。処置後は3 ヶ月程赤みがあります。
 
③ ◆ ハイドロキノンクリーム
 沈着した色素を薄くする効果が期待できます。
 
    ◆ トレチノイン+ハイドロキノンクリーム
    肌のターンオーバーを早め、新たな皮膚の再生を促進します。
 
④ 傷跡に沿って、皮膚にギャザーのようなシワができた場合、傷をバストの皮膚の方へ伸ばすことで改善を図ります。
※手術を行うことで、傷跡が長くなることをご理解ください。
 
⑤ 切開法
※手術を行うことで、傷跡が長くなることをご理解ください。
※傷の端に皮膚の盛り上がりが出来た場合、盛り上がった部分を切除します。
手術を行うことで、傷跡が長くなることをご理解ください。
 
 
※傷を完全になくす事は不可能なため、傷跡を目立たなくするという目的であることをご了承下さい。
また、個人の体質的な要因が大きいため、傷跡の修正には限界がありますことをご理解ください。

G) バストの感覚麻痺

G-1トラブルの内容
皮膚の下で細かい知覚神経をカットしますので、術後はバストの皮膚表面や乳輪・乳頭の感覚が麻痺することがあります。
 
G-2 対応
バストの皮膚表面や乳輪・乳頭の感覚は、半年~1 年の経過で回復してきます。完全に回復しないこともあることをご理解ください。

H) 乳首や胸の組織・皮膚の壊死

H-1トラブルの内容
手術によって、皮膚のつっぱりが強くなって一時的にバストの血流が悪くなります。そのため、乳頭やバストの乳腺・皮下脂肪・皮膚の壊死が起きる場合があります。術後の強い腫れ・大量の血が溜まるといったことが起こりますと、壊死の危険が高くなります。
 
H-2 対応
バストの皮膚、特に乳輪・乳頭のピンク色が白っぽくなったり、黒ずんだりして血行不良が疑われる時は、壊死が起こる前に処置を行う必要がありますので、お早めにご来院ください。縫合した傷を開いて、皮膚の緊張をゆるめる処置を致します。
 
壊死が起こった場合は、状態により必要な処置をさせて頂きます。壊死した組織は、感染の原因となりますので切除します。ほとんどの場合、壊死する範囲は小さいので周りから皮膚が伸びてきて傷がふさがるのをお待ちいただきます。その間、傷の治りを早める外用薬を処方しますので、1 日1 回ご使用ください。乳頭組織が欠損した場合は、皮膚移植や乳輪の皮膚を使った乳頭再建術をご提案させていただきます。
 
壊死した範囲が大きい場合は、植皮術をご提案させていただきます。

I) 乳輪の輪郭がくっきりする

I-1トラブルの内容
本来、乳輪と周囲のバストの境目は自然なグラデーションになっています。手術後には、この境界がくっきりして、乳輪の形も丸くなります。
 
I-2 対応
バストの吊り上げに伴って避けられない状態である事をご理解ください。

J) 乳輪の形の変形

J-1トラブルの内容
縫合した時に乳輪が引っ張られ、乳輪の形が変形することがあります。
 
J-2 対応
乳輪の形が変形して気になる場合は、乳輪の形を整える手術を承ります。
※手術後は、傷跡が長くなることをご理解ください。

K) テープかぶれを起こす

K-1トラブルの内容
傷口を保護するために、傷の上にガーゼをあててテープで止める処置をさせて頂きます。肌の弱い方は、テープかぶれによって水疱ができることがあります。
 
K-2 対応
テープかぶれで水疱ができることがありますが、1 週間程で水ぶくれは破れて治ります。その後、色素沈着になることがあります。その場合は、専用のクリームを処方させて頂きます。
 
◆ ハイドロキノンクリーム
沈着した色素を薄くする効果が期待できます。

 

◆ トレチノイン+ハイドロキノンクリーム
肌のターンオーバーを早め、新たな皮膚の再生を促進します。

L) 感 染(化膿(かのう)する)

L-1トラブルの内容
赤み・腫れ・痛み・熱感が増したり、長く続いたりする場合は、感染が疑われます。
 
L-2 対応
感染が起きた場合は、内服薬の服用や抗生剤の投与をさせて頂きます。感染がひどい場合には、傷の一部を開いたり、別の部位を切開したりして膿を出す処置と洗浄をさせて頂きます。

M) 血が溜(た)まる

N-1トラブルの内容
術後に傷の中で出血しますと、血が溜まって胸部が腫れが生じます。血が溜まったままにしておきますと、感染やしこりになる、あるいは血行不良のため壊死になる恐れがあります。
 
N-2 対応
出来るだけ早い処置が必要です。その際は再度傷を開け、溜まった血液を排出します。

N) 傷が開く

N-1トラブルの内容
糸が外れたり、傷の治り具合が悪かったりして、傷が開いてしまうことがあります。
 
N-2 対応
傷が開いた場合は、再度縫合するか、もしくは傷の治りを促進する外用薬を処方致します。

O) 中縫いの糸が出てくる

O-1トラブルの内容
皮膚の下の組織を縫い合わせている糸(中縫いの糸)が表面に出てくることがあります。
 
O-2 対応
放置していると化膿する恐れがありますので、お早めにご来院下さい。糸を取り除く処置をさせて頂きます。

【喫煙について】
喫煙は血液の循環を悪くする為、傷の治りが悪くなります。細菌がついて感染を引き起こす原因にもなります。
術前2 週間前~術後最低1 ヶ月は禁煙をお願い致します。

手術後4 ヶ月は腫れや炎症が残っているため、傷が酷く残りやすく、また癒着が強く変形が起きやすいため、原則として再手術には適さない時期です。腫れや炎症が治まる4 ヶ月以降に判断し、調整を行わせていただくことをご了承下さい。

料金

乳房吊上げ術
(マストペクシー)
¥1,000,000~¥1,200,000+税
乳房縮小術 ¥1,000,000~¥1,600,000+税