「なんとなく老けてきた」「疲れてみえる」原因は表情筋?ボトックスで安全に表情ジワを改善するメソッドを解説

眉間のシワが気になったり、顔全体がなんとなく疲れて老けて見えたりすることはありませんか。
その違和感は、年齢のせいだけでなく、表情筋が原因かもしれません。
「不自然に固まった顔にはなりたくないけれど、スッキリした印象にしたい」と考える方に向けて、本記事では顔全体を自然に整えるボトックスの考え方を解説します。
本記事は、東京院院長であり形成外科専門医の上野佐知医師が監修しております。
※「ボトックス」はアラガン社の製品名です。本記事では、ボツリヌストキシン製剤を便宜上「ボトックス」と表記・呼称しています。
「老けて見える」「疲れて見える」の原因とは
老けて見える、ふとした瞬間の表情ジワ
「顔全体がなんとなく老けて見える」と感じるとき、原因は表情ジワかもしれまん。
家でくつろぎながらスマホを見ていたり、何気なく考え事をしていたりするとき、私たちは自分でも気づかないうちに眉間や目元に力を込めてしまいがちです。
自分では普通にリラックスしているつもりでも、眉間にうっすら影が寄っていたり口角が下がっていたりすると、顔全体がどんよりと重い印象になってしまいます。
そんな何気ない瞬間に刻まれる影の積み重ねこそが、「最近ちょっと老けてきたかも」「疲れた顔が抜けないな」と感じてしまう大きな理由です。
シワをつくる表情筋のクセ
シワがいつの間にか深く定着してしまうのは、長年積み重ねてきた表情の動かし方のクセがあるからです。
顔の筋肉は細い線維の束でできていて、筋肉がキュッと縮むと、その上にある皮膚が引っ張られて線維と垂直の向きにシワが寄る仕組みになっています。

20代の頃なら肌に弾力があるので元に戻りますが、40代前後はどうしても皮膚のハリや弾力が落ちてくるため、折りたたまれた皮膚が戻りきらなくなります。
服に何度もアイロンをかけないと同じ折り目がくっきり残ってしまうのと同じで、毎日の無意識な力みのクセこそが、老け見えの影を固定化させてしまう正体です。
表情筋に関する詳しい解説はこちらをご覧ください。
ボトックスで顔全体をスッキリさせる仕組み
シワを埋めるのではなく筋肉の動きを抑制
カウンセリングでも「ヒアルロン酸と何が違うの?」とよくご質問をいただきます。
ヒアルロン酸はジェル状の薬剤でボリュームを足して溝を埋めたり形を整えたりするものですが、ボトックスは神経の伝達を抑えて筋肉の余計な動きを止めるお薬です。
そのため、ボトックスを打っても顔の体積が増えることは基本的にありません。
眉間や額のように筋肉が動くことでクシャッと寄るシワには、原因の筋肉を休ませてあげるボトックスが適しています。
ボトックスの基礎知識や部位選びはこちら
寄せる・縮める筋肉の緊張をゆるめて表情を明るく見せる
表情筋の動きを抑制することで、表情ジワが改善され、印象が明るくなることが期待できます。
「ボトックスを打つと笑えなくなるのでは?」と不安に思う方もいらっしゃいますが、適切な位置に適量を打てば、ネット上で見かけるようなトラブルは限りなく起きにくくなります。
完全に止めてしまうのではなく、ふんわり弱めるような、繊細なさじ加減の調整ができます。
大切なのは動きをゼロにすることではなく、力みを抜いて自然な表情を残すことです。
眉間や額などパーツを連動させて整える理由

顔全体の若返りを自然に叶えたいなら、気になる1カ所だけを見るのではなく、筋肉同士の連動を計算して整える視点が欠かせません。
顔の筋肉はお互いに絶妙なバランスを保っているため、1カ所だけを強く止めると、別の筋肉が代わりに頑張って不自然な歪みを生むことがあるからです。
パーツ単体で考えるのではなく、お顔全体のバランスを見ながらトータルで整えてあげることこそが、誰にも気づかれずに垢抜ける一番の近道です。
\ご紹介した施術を特別ご優待/
「効きすぎ」や「重たくなった」など、ボトックスでのトラブルを防ぐポイント
注入治療だからこそ専門医にお願いする
針を刺すだけのシンプルな治療に見えるからこそ、顔の解剖学をミリ単位で熟知している形成外科専門医などの医師を選ぶことが大切です。
顔の中には細い血管や神経が網の目のように張り巡らされていて、表情筋の深さや厚みも人によって全く違います。
解剖の構造が頭に入っていないと、効かせたい筋肉からお薬が隣の筋肉へ漏れてしまい、まぶたが持ち上がらなくなったり、笑顔がひきつってしまったりといったトラブルにつながります。
狙った筋肉の正確な深さにピンポイントで届けられる知識と技術を持った医師に任せるのが、何よりの安全策です。
パーツ単体ではなく顔全体を見てもらう

例えば、「おでこのシワが気になるから、おでこだけに打ってください」というオーダーは、実は少し注意が必要です。
皮膚のたるみや軽度の眼瞼下垂がある方は、無意識におでこの筋肉を使って眉毛を持ち上げ、目をパッチリ開けようとしていることがよくあります。
その見極めをしないままおでこの動きを止めてしまうと、目が極端に重くなって開けづらくなり、かえって目つきが険しくなってしまうのです。
目元やおでこ、眉間の引き合いを総合的に判断し、「おでこを打つなら眉間も一緒にバランスを取る」「少し控えめの量にしておく」といった提案をしてくれる医師を選んでください。
すぐに注入せずカウンセリングを丁寧にしてもらう
カウンセリングがほんの数分で終わってしまったり、「ここですね」と機械的に処置へ進められたりするようなクリニックは注意が必要です。
自分で手鏡をじっと見つめているときの顔はただの無表情ですが、人と会話をしているときに動く表情筋の動きは全く異なります。
診察室でマスクを外して普段通りにおしゃべりをしながら、「どの筋肉に余計な力が入っているのか」「左右でどんな表情のクセがあるのか」を医師が第三者目線でじっくり見極めてくれるかどうかがとても大切です。
\当院の注入が安全な理由はこちら/
自然な仕上がりにこだわる、当院のボトックス治療
医師を指導する立場の専門医が施術を担当

当院で注入を担当するのは、顔面の骨や筋肉、血管の構造を深く学び抜いた形成外科専門医のみです。
国内外の学会で登壇を行ったり、海外での解剖実習に定期的に参加して最新の知見を取り入れたりしている医師が直接施術を担当します。
外科手術を多く手掛ける当院の医師陣だからこそ、より安全に注入を行うことができます。
1カ所にとどまらない、顔全体のバランスに合わせたご提案
私たちは、ただシワのある場所を消すような治療はいたしません。
皮膚、皮下脂肪、筋膜、表情筋、そして骨という顔の立体的な層構造を見極め、そのお悩みが本当にボトックスで解決できるのかを的確に診断します。
筋肉同士の引っ張り合いを丁寧に計算し、お顔全体のバランスが一番美しく整うプランを組み立てます。
時にはヒアルロン酸やその他外科治療との併用も視野に入れながら、遠回りせず最も自然に見える方法をご提案します。
表情の癖やご希望をじっくり聞くカウンセリング

初めてのカウンセリングでは、まずリラックスして普段通りにお話しいただく時間を大切にしています。
ご自身では気づいていない眉の上げ方や口元の動かし方など、会話の中で生まれるリアルな表情筋の動きをドクターがじっくり確認するためです。
筋肉の強さや左右のクセは本当に十人十色なので、教科書通りのマニュアル注入では絶対にうまくいきません。
当院では毎回同じ医師が担当し、「前回の効き方はどうだったか」「次はもう少し自然に動かせるように調整しよう」とフィードバックを蓄積しながら、その方にとってのベストな投与量を二人三脚で見つけていきます。
\ご紹介した施術を特別ご優待/
このコラムのまとめ
ふとした瞬間に感じる「なんとなく老けてきた」「疲れて見える」という違和感は、皮膚の衰えだけでなく、無意識に入りっぱなしになっている表情筋の力みが大きな原因です。
ボトックスはシワを無理に埋めたり表情を固めたりするのではなく、過剰な緊張をほどいて、本来の柔らかく自然な表情を取り戻すための治療です。
「いかにも」な不自然さや失敗を防ぐ鍵は、気になるシワだけに囚われず、お顔全体の筋肉の連動を見極めてくれる専門医に相談すること。まずは診察で普段通りにお話ししながら、ご自身の表情のクセを丁寧に見つけてもらうことから始めてみてくださいね。
関連リンク








