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手術器械に対するこだわり

手術や治療に対して「完成度の高さ」に磨きをかけることに最大限の努力を惜しまない医師はいないと思います。

 

わたしの場合、限られた時間の中での「正確さ」「リズム感」「経験値」を意識し、常に神経を使い続け、患者さんの要望に100%応えられるように取り組んでいます。

 

もちろん、自分の技術、知識と経験値で完成度の高い手術をすることも大切ですが、ポテンシャルを最大限に引き出すためのよりよい環境を用意することによって、さらに手術の完成度が上がるよう常に努力をしています。

 

今日はその手術する環境で重要なものの一つ、「手術器械に対するこだわり」をご紹介したいと思います。

 

美容外科の手術では、1回の手術で様々な種類の手術器械を使用します。

その数は小さな手術でも20種類、大きな手術では100種類を超えます。

さらに、目元や鼻、輪郭、ボディと手術するパーツによって手術器械は全く異なります。

 

皆さんがお仕事で使われる「道具」は、美容外科の手術においても同じです。

職人さんが道具にこだわるように、医師もまた、自分がこだわり抜いた「手術器具」というものがあります。

 

とはいえ、基本的にはどんな手術器具でも使い方こそが大切で、絶対これじゃないとダメだ、ということはありません。しかし、中には絶対これを使いたい、という手術器械もあったりします。使いやすい「道具」=「手術器械」をチョイスし、自分用にカスタマイズしたり、入念に手入れすることによって手術に最大限のパフォーマンスを引き出す努力をしているのです。

例えば私が使用しているこちらの手術剪刀は、1836年に設立されたスウェーデンのスティーレ社製の製品で、創業当時から最高品質の鋼鉄製の手術器具を熟練した技術を持った職人さんたちによって1本1本ハンドメイドで製作する事にこだわり続けています。

そして、スティーレ社は伝統を守り続けるだけでなく、新しい技法の手術に対応した新技術水準をクリアした製品を生み出し、現在に至るまで世界でも最高峰のクオリティを保ち、世界中の医師からも高い評価を受けています。

スティーレ社製の手術剪刀の素晴らしいところは、ダイアモンド・コーティングと呼ばれる特殊なコーティング法を施していることが挙げられます。

ダイアモンド・コーティングは金属製品にとって劣化の大敵と呼ばれる過酸化水素処理から器具を保護し、変わらないクオリティを保ち続けるだけでなく、従来の器具に比べて70%の反射光を減少させる効果があり、手術室の照明のギラつきを抑え、医師にとってよりよい手術環境を作り出します。

また、人間工学に基づいたデザイン面にも優れていることも特筆すべき点です。

長時間に及ぶ手術への医師への負担を軽減させるために、グリップ部分に様々な工夫がなされています。手指の負担を大幅に減らすことは、当院のように毎日手術があるクリニックにとっては大変ありがたく、翌日以降の患者さんにも優れた結果を出すためにも手指への疲労やストレスは最小限にしておかなければなりません。美容形成外科医師にとって使い易いように、それぞれの要望に応えられるようカスタマイズできることもハンドメイドだからこそ。高い評価を受けている理由がそこにあります。

「質実剛健」という言葉がありますが、スティーレ社製の製品はまさにこの言葉に相応しいものであり、複雑な手術での負担を減らし、時代にマッチした柔軟な対応力がある「臨機応変」な二面性を持っているからこそ、私はもちろん、多くの医師が愛用している一品として君臨している所以と言えるでしょう。

ビスポーククリニック 院長
室 孝明 Muro Takaaki

 

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