【婦人科形成】手術前に「やったほうがいいこと」とは?
婦人科形成の手術前に知っておきたい準備のすべてを、専門の医師が分かりやすく解説します。 ▷記事を読む

婦人科形成手術はデリケートな領域の治療だからこそ、術後のダウンタイムや適切な術後ケアが安心と満足度を左右します。
痛みのピークや出血の見込み、清潔を保つための実践的な方法、そして仕事復帰までの目安を、専門医の視点でわかりやすくまとめました。
本記事で、術後を快適に過ごすための「やったほうがいいこと」をチェックしておきましょう。

婦人科形成の手術を検討されている方にとって、術後の痛みや腫れ、日常生活への影響、いわゆる「ダウンタイム」は大きな関心事かと思います。
婦人科形成はデリケートゾーンの手術ですが、実は女性器は妊娠出産でのダメージを想定して作られており、修復が早く、他の手術と比較して傷の治りが早い部位でもあります。
しかし、顔の手術などと比べると、特有の腫れがしばらく続く傾向があります。
ここでは、婦人科形成の術後のダウンタイムについて、具体的な経過や期間の目安を解説します。

婦人科形成の術後の痛みは、個人差はありますが、一般的に手術後約3日間がピークとされています。
特に、排泄時や長時間座った姿勢を続けると痛みを感じやすい傾向があります。
この期間の痛みは、クリニックから処方される鎮痛剤を服用することで十分にコントロール可能です。
もし痛みに強い不安がある方や、できる限りダウンタイム中の痛みを軽減したいという方には、「エクスパレル」という長時間作用型の局所麻酔を使用する選択肢もあります。
エクスパレルは、術後の痛みが最も強いとされる約3日間(72時間)、痛みを効果的に抑えることが報告されており、より快適な術後をサポートします。

手術後にエクスパレルを注入しておくと、3日間痛みを抑えることができる優れモノです。
エクスパレルとは、FDAにより医薬品として認証を受けていて、これまでに使用した患者様は、米国で700万人以上(2020年現在まで)に上ります。
有効成分をリポソームと呼ばれるナノカプセルに含有する事で少しずつ薬剤が放出され、術後約72時間(3日間)痛みを軽減させる持続効果が報告されています。
(一般的な局所麻酔は術後3~4時間で切れてくるといわれています。)
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◆未承認医薬品、入手経路等の明示
国内においては未承認ですが、2011年米国FDAの承認を得ております。
治療に用いる医薬品は医師の判断の元、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ております。
◆リスク・副作用
・18歳以下の方、妊娠中の方、エピネフリンアレルギーの方、肝臓疾患のある方は使用できません。
・稀に腫れ、赤み、発熱などが生じる場合があります。
◆費用
1cc(上限20cc)¥22,000

婦人科形成の術後、出血や腫れは必ず見られますが、その程度や期間には個人差があります。
もともと血流が豊富な部位のため、術後数日間はじんわりにじむ程度の出血が見られるのが一般的です。
通常、この出血は2~3日で落ち着き始め、1週間もすればほとんど気にならなくなります。
腫れに関しては、目立つ腫れや傷口の赤みなどは、術後2~3週間ほどで改善していきます。
このダウンタイム期間中は、無理せず過ごすことが大切です。

婦人科形成の術後、大きな腫れが引いた後も、しばらくの間「厚ぼったい感じ」が続くことがあります。
この生活に支障がない程度の腫れ感は、半年ほど続く場合があります。
また、傷が治癒する過程で、手術部位が一時的に硬くなることがありますが、これは怪我をしたときにかさぶたができて皮膚が硬くなるのと同じ現象です。
この硬さも時間経過とともに自然と柔らかくなっていきますのでご安心ください。
最終的に完全にすっきりとした状態になるまでには、個人差がありますが半年から1年ほどかかるケースもあります。
婦人科形成のダウンタイムは、こうした長期的な変化も含めて理解しておくことが大切です。

ビスポーククリニックでは溶ける糸を使用しますが、傷口の治りを綺麗にするために約2週間後に抜糸を行います。
(溶ける糸は溶けない糸より柔らかいのでチクチクせずに比較的快適に過ごしていただけます)
元々修復能力が高い部位のため、術後の傷口は綺麗に仕上がります。
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婦人科形成手術を無事に終えた後、ダウンタイムを順調に過ごし、美しい仕上がりを得るためには、術後の適切なケアが非常に重要です。
特に重要なのは「患部を清潔に保つこと」と「無理をせず安静に過ごすこと」の2点です。ここでは、術後すぐに始めるべき具体的なケア方法について解説します。

婦人科形成の術後は、感染予防と快適なダウンタイムのために、患部の衛生管理が特に重要です。
術後数日は出血が見られるため、ナプキンの装着が推奨されます。
この際、こまめにナプキンを取り替えることで、患部を清潔に保つことができます。
お手洗いに行かれた際は、乾いたトイレットペーパーで強くこするのではなく、ウェットティッシュや清浄綿などを使い、優しくポンポンと押さえるように拭き取るのがコツです。
これにより、患部への負担を軽減できます。また、ウォシュレットを使用する場合は、術後1週間程度は水圧を弱めに設定するようにしましょう。
シャワーは手術翌日から可能ですが、石鹸やボディソープが傷口にしみる場合は無理せず、また、傷口を直接こすらないように注意が必要です。

手術当日は、術後1時間程度止血のためにクリニックでお休みいただきます。
医師が術後の状態を確認後、問題なければ当日ご帰宅いただけます。
たまに、「思ったよりも痛みがない!」と、手術後お買い物をされて帰る患者様がいらっしゃいますが、手術当日の長時間の歩行はできる限りお控えください。
階段の上り下り程度であれば問題ありませんが、無理をせずにエスカレーターやエレベーターのご利用がおすすめです
婦人科形成の術後には、ある程度の出血や腫れは正常な経過の一部ですが、異常なサインを見逃さないことも重要です。
通常、出血は「じんわりにじむ程度」で、数日で落ち着きます。
しかし、「ショーツににじみ出るくらいの出血が続く」「手術箇所がパンパンに腫れあがっている」といった症状が見られる場合は、通常のダウンタイムの経過とは異なる可能性があります。
これらのサインが見られた場合や、強い痛み、発熱などが続く場合は、感染などの可能性も考えられるため、我慢せずに速やかに手術を受けたクリニックに連絡し、指示を仰ぎましょう。
術後の不安をすぐに相談できるクリニックを選ぶことも大切です。
婦人科形成の術後の仕事復帰は、職種によって目安が異なります。
デスクワークなど、座ったままの作業が中心であれば、手術翌日から復帰することも可能です。
ただし、術後数日は安静に過ごすことが傷の回復を早めるため、可能であれば2~3日程度はお休みを取ることをおすすめします。
立ち仕事や体を動かすことが多い仕事、接客業などについては、患部への負担や痛みの程度を考慮し、医師と相談の上で復帰時期を決めるのが良いでしょう。
無理のない範囲で、徐々に体を慣らしていくことが大切です。

シャワー浴は手術の翌日から可能ですが、湯船への入浴は注意が必要です。
湯船につかることで全身の血行が良くなり手術箇所の腫れが長引く可能性があります。
また、浴槽内は目に見えない雑菌が多く、感染のリスクも高まります。
術後2週間頃から様子を見てご入浴ください。
また、サウナや温泉に関しては不特定多数が入ることと2週目に抜糸することの2点から術後1ヶ月を過ぎてからが安心かと思います。

患部へ負担をかけてしまうことから、自転車やバイクなどまたがる乗り物は術後3週間は控えるようお願いします。

飲酒や喫煙は、血液の循環を悪くする為、傷の治りが悪くなります。
術前2 週間前~術後1 ヶ月ほどは控えてください。

性交渉については2週間後から可能ですが、傷口の状態にもよるため、しばらくはお休みしていただく方が安心かもしれません。
婦人科形成の術後しばらくは、長時間の移動や旅行には注意が必要です。
特に飛行機や新幹線など、長時間座ったままの姿勢は、患部への圧迫や血行不良により、痛みや腫れを悪化させる可能性があります。
また、旅行先での慣れない環境や活動は、感染リスクを高める可能性も考えられます。
術後のダウンタイム中は、できるだけ安静を心がけ、長距離の移動や激しい活動を伴う旅行は、回復状態を医師に確認し、許可を得てから計画するようにしましょう。
特に術後1ヶ月程度は、近場の移動にとどめるなど、無理のない範囲で行動することをおすすめします。
婦人科形成手術後のダウンタイムは、痛みや腫れ、生活への一時的な制限を伴いますが、正しい知識を持ち、適切な術後ケアを行うことで、その期間をより快適に、そして安全に乗り越えることができます。
痛みのピークや腫れの経過、日常生活への復帰目安を事前に理解し、無理のない計画を立てることが重要です。
また、出血や腫れが通常と異なる場合など、不安なことがあればすぐに相談できる、信頼できるクリニックを選ぶことも、安心して婦人科形成のダウンタイムを過ごすための大切な要素です。
術後の経過には個人差があることを念頭に置き、焦らず、ご自身の体の回復を第一に考えて過ごしましょう。
ビスポーククリニックに訪れる患者様の約6割が他院・他国の美容整形手術の修正です。
「以前の施術に納得できなかった」というご相談も多く寄せられます。
だからこそ、私たちはお一人おひとりの声に丁寧に向き合い、すでに一度手術を受けている場合でも、
構造を見極めた上で、ご希望に近づけるための修正施術をご提案しています。

最寄り駅は、代官山駅9分・中目黒駅11分と渋谷からも近く都心部にありながらも閑静な環境に立地しています

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