臀部(ヒップ)プロテーゼ挿入
臀部(ヒップ)プロテーゼ挿入に向いているタイプ
- 垂れたヒップを引き上げたい
- ヒップにボリュームを出したい
- 四角い扁平なヒップに女性らしい丸みを出したい
- ボディラインにメリハリをつけたい
臀部(ヒップ)プロテーゼ挿入のポイント
お尻のボリュームを出したり、立体的にヒップアップさせたり、ヒップの形を美しいラインに整える治療です。
日本人の多くは四角い平坦なお尻の方が多く、上半分にボリュームがないので、お尻が下がった印象になりやすいと言われています。最近ではヒップアップ治療の人気があり希望される方が増えています。
臀部(ヒップ)プロテーゼ挿入の詳細
扁平な楕円形のシリコンプロテーゼを使って、臀部(お尻)の上半分を中心にボリュームアップ施術を行います。
皮膚切開は臀部の真ん中の溝に沿って、実際には1㎝離して2本の平行な切開を5㎝の長さで行います。プロテーゼは輪郭が浮き出るのを避けるために、大殿筋の下面に挿入します。
インプラントでは届かない臀部外側の陥凹部には、脂肪注入やヒアルロン酸注入をお勧めします。
※イラストはイメージです。効果には個人差がございます。
医師コメント
理想のヒップラインを作る
上野 佐知医師
上野 佐知医師
理想のヒップラインに近づけるため、プロテーゼを挿入してボリュームを出し、ヒップアップをさせる手術です。お尻の高い位置にボリュームを出すことで丸みを作り、ヒップラインを高くすることができます。
脂肪注入とは異なり、状況によるボリュームの変化がなく、好みの形状に整えることができるため、ダウンタイムの時間を何度も取ることができない場合などに選択することがあります。
麻酔方法
- 全身麻酔
ダウンタイム・術後経過
ダウンタイム
※個人差があります。
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腫れ
約7~14日間 内出血や感染症になった場合、腫れが長引く事もあります。
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内出血
細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し、紫色になりますが、1~2 週間で消失します。 臀部~大腿にかけて出る可能性があります。
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抜糸
2 週間目(半抜糸)・3 週間目(全抜糸)
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ドレーン
術後の浸出液や血液を臀部に貯めずに、外に排出させるための管を付けます。 通常は、2~3日程で抜去となります。
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座位
手術後2 週間程は臀部の縫合部に荷重がかかるためソファーに座るような姿勢は避けてください。
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痛み
手術後は、歩行時や、立ったり座ったりする時に強い痛みがあります。 特に、術後2~3 日は、歩行しにくいこともあります。
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通院
翌日・2 日目・3 日目・(4 日目~)・1 週間目・2 週間目・3 週間目
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完成
6 ケ月
ダウンタイム後の経過
1. 臀 部
○ 一時的に腫れやムクミにより左右差が出たり、大きすぎると感じることがありますが、時間と供に馴染んでいきますので、ご安心ください。
○ 一時的に臀部の感覚が鈍くなりますが、数ヶ月かけ徐々に改善しますので、ご安心ください。
○ 手術後は状態が落ち着くまでの間、座位・歩行や強い刺激によって痛みを感じることがあります。
徐々に軽減されますが、痛みが強い間は出来るだけ刺激を避け、無理のない姿勢でお過ごしください。
2. 切開部の傷跡
傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。
手術後に起こりうるトラブル
※トラブルが生じた場合、適宜対応いたします。
- 位置が高すぎる
- 位置が低すぎる
- 大きすぎる
- 小さい
- 左右差
- 臀部切開部の離開
- プロテーゼがずれる
- プロテーゼの輪郭が浮き出る
- 臀部外側の凹みが残る
- 傷跡
- 中縫いの糸が出てくる
- 感 染(化膿する)
- 血が溜まる
- プロテーゼの周りに浸出液(水)が溜まる
- 喫煙について
- 喫煙は血液の循環を悪くする為、傷の治りが悪くなります。細菌がついて感染を引き起こす原因にもなります。 術前2 週間前~術後最低1 ヶ月は禁煙をお願い致します。
料金
※保険適用外の自由診療です。
臀部プロテーゼ挿入術 | ¥1,320,000 ※脂肪注入と併用の場合+¥330,000 |
※価格は全て税込です。
臀部(ヒップ)プロテーゼ挿入のよくある質問
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臀部プロテーゼ挿入後、ずれたり動いたりはしませんか?
プロテーゼは大臀筋の下にしっかりと挿入し組織に覆われるため、手術後にずれたり動いたりすることはほとんどありません。
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傷は目立ちませんか?
傷はお尻の割れ目に沿って出来るため、目立つ心配はありません。また、外見上見えることはありません。
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ダウンタイムはどのくらいですか?
個人差はありますが、腫れや内出血などはおよそ1~2週間程で落ち着いてきます。 術後は状態が落ち着くまでの間、座ったり歩いたりした際の強い刺激によって痛みを感じることがあります。時間の経過とともに徐々に軽減されますが、痛みが強い間は出来るだけ無理のない姿勢でお過ごしいただくことをお勧めしております。
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手術後に注意することはありますか?
挿入位置にプロテーゼを安定させるため、術後2週間はお尻に負荷がかかる姿勢は避けてください。座った姿勢や仰向けの姿勢など、お尻に負荷がかかる姿勢には注意が必要です。 また、状態が落ち着くまでの間、座ったり歩いたりした際の強い刺激によって痛みを感じることがあります。時間とともに徐々に軽減されますが、痛みが強い間は出来るだけ無理のない姿勢でお過ごしください。
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プロテーゼ挿入後、感触に不自然さを感じることはありませんか?
プロテーゼは人工軟骨と呼ばれ、軟骨とほぼ同じ硬さで出来ています。プロテーゼ自体の感触も非常に自然な上、挿入した後も骨膜や皮膚に覆われるため、感触の不自然さを感じることはないと思います。
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状態によっては日帰りで手術出来ない場合もありますか?
皮膚を切除する量によって、異なります。たるみが多く皮膚を切除する量が多い場合は入院していただくこともありますが、皮膚を切除する量が少ない場合は日帰りで出来る場合もあります。その点についてもカウンセリングにてどれくらいの量の皮膚を切除すればご満足いただけるかを判断しますので、一度ご相談ください。
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入院の必要はありますか?
入院の必要はなく、日帰りで受けて頂けます。
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術後の日常生活にはどのくらい支障がでますか?
家事などの日常生活は問題なくできると思いますが、2~3日は筋肉痛の様な鈍い痛みが残るため、普段より少し動きにくいと感じる方が多いです。個人差もありますが、デスクワークの様なお仕事の方で翌日から仕事に行かれる方もいらっしゃいますが、殆どの方は2~3日お休みを取って施術をお受けになられます。
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入院は必要でしょうか?また、術後の通院は必要ですか?
脂肪吸引は、全て日帰りで行います。入院の必要はありません。 また、術後の通院ですが、基本的には1週間後に抜糸のための通院が必要です。その後は1ヶ月検診などの経過検診をご案内しております。