手術の傷跡を
目立たなくしたい
術後のひきつれなど
違和感がないようにしたい
痛みやトラブルの
不安なく手術したい
術後の傷跡をできる限り最小限にし、
目立たない様にするために
当院では創傷外科に精通した美容外科医が全ての施術において、術後の傷跡をできる限り最小限にし、目立たない様にするため、施術時に様々な工夫を行っています。術後の傷跡に関して、施術によっては傷跡に加わる緊張が原因で結果的に盛り上がった傷跡になることがあります。また、感染による炎症が起きると硬い傷跡が残ることもあります。その他にも傷跡が残る原因は様々ではありますが、当院では傷跡をできる限り目立たないようにするため、術式ごとにこだわった取り組みを行っています。
毛根を包む組織である毛包は、傷の治療過程において重要な役割を果たします。目の形は千差万別で症例毎にデザイン(切る量や方向)を細かく調整していきます。目の形を優先させる目的で必要に応じて外側の眉毛を切除することもあります。この際に毛包斜切開を行います。毛包斜切開とは、皮膚を斜めに切って縫合ラインが眉の中にくるようにする技術です。眉の中にある傷跡は眉毛で隠れるため目立ちにくくなります。
眼輪筋を厚く切除し、傷を引き寄せやすくするとともに、皮下でできるだけ緊張が加わらないよう徹底して縫合していきます。また、直線ではなく湾曲した傷にすることで、力を多方向に分散させることが可能になり、傷跡が目立ちにくくなります。
目立つ傷跡ができる原因として、縫合した箇所の皮膚にテンション(引っ張る力)が加わることが挙げられます。特に口周りは動きの大きい場所である為、単純に皮膚を切除して縫い上げるのではなく、筋肉の層や皮下軟部組織の層を丁寧に少しづつ引き上げていくことで傷の盛り上がりを最小限にすることが可能となります。
眼瞼下垂術(全切開含む)
目を閉じた時に食い込みをしっかりと作成する方法と食い込みが出ない様にする方法の2種類があります。
当院では患者様ごとにカウンセリング結果を踏まえて、バランスを調 整しながら最適な方法で行っています。
症例
広すぎる二重幅を調整して
丸くて大きな目元に(他院修正)
治療詳細
上眼瞼リフト(眉毛下切開)
まぶたのタルミの有無や、年齢、希望する目の形に応じて切除デザインを細かく設定します。
毛包(毛が生える場所)斜切開を行い、毛根へのダメージを最低限にするとともに、希望する目の形を再現するために、眉毛の一部を切除することもあります。
全ての場合において、皮下の縫合をしっかりと行い、できるだけ緊張を取り除くことで、傷跡が盛り上がらない様に、細心の注意を払って行っています。
症例
まぶたの膨らみとたるみを改善
治療詳細
鼻翼縮小術(小鼻縮小術)
感染すると、傷の周りの炎症が過度に起きるため、コラーゲンの生成が活発となります。このため、感染が生じなかった場合に比べ、非常に固い傷跡となってしまいます。その他、腫脹(はれ)や浮腫(むくみ)が続くことで、せっかく綺麗に縫い合わせた傷跡が開く恐れもあります。
また、強い感染が生じなくとも特に鼻の様な脂漏部位(皮脂腺が多い場所)では、わずかな皮脂の詰まりでも目ではわかりづらい感染が生じることがあります。
皮脂腺の分布には個人差があるため、患者様ごとに抜糸のタイミングを個別に設定しています。加えて、ボトックスを傷の周辺に細かく注射することにより、皮脂分泌を抑え、傷跡に対して少しでも感染が生じるリスクを最小限となる様、配慮を行っています。
症例
小鼻が自然に軽く見えるように、
目立つ傷跡の他院修正
治療詳細
上口唇短縮術(人中短縮術)
感染と同じくらい重要な要素として、傷跡に加わる緊張があります。傷跡に引っ張る力が加わると、それに対抗する様に皮下のコラーゲン生成が活発となり結果として、盛り上がった傷跡になってしまいます。
顔はとりわけ表情による動きが非常に多い場所で、術後の傷が安定するまでできるだけ緊張が加わらない工夫が必要となります。特に皮膚の切除を要する、上口唇短縮手術や眉毛下切開では切除すればする程、傷に対する緊張が加わることになります。
ビスポーククリニックでは、傷の緊張を分散させるように切除のデザインを工夫するとともに、特に上口唇短縮術ではマルチレイヤーアドバンスメント法といった独自の方法を編み出し、皮膚の下で緊張を徹底して排除する方法で行っております。
この方法は、傷跡を綺麗に縫合できるだけではなく、小鼻の形や口唇の形を悪化させない効果も高い治療です。
症例
上唇のリフトアップ
上唇のリフトアップ
治療詳細
フェイスリフト術
一般的に、フェイスリフトの傷跡は、時間経過と共に落ち着いてきますが、血腫(傷の下に血液が想定を上回り溜まる)により拡がった傷は肥厚の原因となります。
ビスポーククリニックでは術前の準備に万全を来たし、手術中の操作を愛護的に行うことはもちろんのこと、徹底したドレーン管理と固定による合併症予防に努めています。
そして、目立たない傷跡へとするためにいくつかの工夫を行っています。
①アドバンスメント理論:皮膚とSMASを広く剥離し、それぞれを丁度良い位置までリフトアップさせて固定します。剥離範囲が狭いと後戻りしやすくなります。
②脂肪の処理:脂肪吸引は余った脂肪の処理だけではなく、組織の伸展性が増すためリフト効果も高まります。また、傷跡の広がりを抑える効果もあります。
③真皮縫合:フェイスリフト手術で目立たない傷跡にするために欠かせないのが真皮縫合です。形成外科的手技で傷の幅が広がらないようにしています。
症例
上唇のリフトアップ
治療詳細