コラム
婦人科形成ってどんなもの?悩みや施術の内容を解説。手術後の痛みを和らげる工夫も紹介。
女性の悩みは、プチ不調から大きなコンプレックスまで様々かと思います。更に、女性ホルモンの働きによって、ライフステージごとに悩みも変化していきます。
女性特有の悩みとして、代表的なのが【デリケートゾーン】のお悩み。悩みはあれど、家族や友達に相談しづらい部分ですよね。
しかも、他の人と比較することもできないので、これが普通なのかわからなくて不安になってしまう部分でもあります。一人で抱え込んでしまうのは、とても辛いことです。
デリケートゾーンのお悩みを解決することは、コンプレックスを解消するだけでなく、痛みやかゆみが改善され、QOL(Quality of Life)の向上にもつながります。
目次
婦人科形成の悩みの種類
悩みの種類は人それぞれですが、デリケートゾーンに関して下記のような内容のご相談が多くあります。
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大きさ、形(左右差)
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色(黒ずみ)
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ムレ、におい
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擦れた時の痛み
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たるみ
VIO脱毛をして、毛が薄くなったのをきっかけに、「なんだか小陰唇の大きさに左右差がある…?」「私のデリケートゾーンもしかして黒ずんでる…?」と気づく方も多いようです。
また、このようなお悩みがある方もいらっしゃいます。
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座った時の違和感
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自転車に乗っているときに痛む
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下着からはみ出るor擦れる
自分自身で気になりだした方もいれば、パートナーに指摘されて当院にご来院される方もいらっしゃいます。
また、最近多いのが、”将来介護を受けるときのために、見た目も衛生面も整えておきたい”というご相談もとても増えてきています。
代表的な婦人科形成の施術:小陰唇縮小術
婦人科形成の代表的な治療として”小陰唇縮小術”という治療があります。今日は、このことについてお話していきます。
小陰唇というのは、下記の図で青く囲んである場所です。
この場所が、例えば…大きく肥大化し、下着からはみ出たり、擦れて痛みの原因になったりします。
それらが要因で、黒ずみが目立つようになったり、機能的にも見た目にも気になる人が多い場所です。
手術方法は下記の図のように、気になる箇所(余分な組織)を切除し、小陰唇のサイズを小さくしたり、黒ずみを改善したりします。
また、小陰唇の左右差が気になるという相談も多く、どちらか片方が大きい場合は、小さい方のサイズに合わせることも可能です。
婦人科形成手術後の痛みについて
デリケートゾーンの施術だからこそ、手術後の痛みが気になる方が多いと思います。事実、女性器は感覚神経が集中しているため痛みにとても敏感です。
当院では、少しでも患者様の負担を減らしたいと考え、【エクスパレル】という麻酔をオプションで付けることが可能です。
一般的な局所麻酔は手術後3~4時間で切れてくるのですが、エクスパレルは手術後約72時間(3日間)痛みを軽減させる持続効果が報告されています。
痛みのピークというのが手術後3日間なので、その間の痛みを抑えてくれるのは嬉しいですよね。
小陰唇のデザインと傷跡について
小陰唇の切除する部分にマーキングし、デザインを行います。
大きさや形など、患者様のご要望をしっかりと確認します。
時々、患者様の中に「出来るだけ小さくしたい!」という方がいらっしゃいますが、あまりにも小さすぎるのも逆に不自然なので、自然な大きさ・曲線を意識し、できるだけナチュラルなデザインに仕上げます。
デザインしたマーキングに沿って、余分な組織を切除し、吸収糸(溶ける糸)で丁寧に縫合して終了です。
傷跡の美しさを追求するためには複数の層で縫合し、緻密に形成するのが良いと考えているからです。
真皮縫合より表面縫合の方が密に縫合できるため、真皮縫合した後にさらに一針一針細かな調整が可能で、傷をぴったり合わせることが可能になります。
ただし患者様のご希望によっては、できるだけ細かく真皮縫合した後に、表面を縫合せず皮膚用ボンドで合わせることも可能です。
そうすることで抜糸不要になるため、患者様の術後の負担を減らすことができます。
婦人科形成に関して一人で悩まず当院までご相談ください
今までは女性器の悩みということで、なかなか相談しにくい部分もありましたが、近年は婦人科形成の認知が全国的に高まっており、当院でも東京院、福岡院ともにご相談が増えてきています。
ビスポーククリニックには東京院に女性医師(上野医師)が在籍しており、女性のデリケートなお悩みをお伺いします。
ご相談の時にお伝えいただければ症例写真もお見せすることができるため、もしお悩みの方はまずはご気軽にご相談ください。
他の施術や、傷跡に関してはまた後日更に詳しくお話しできればと思います。
お楽しみに★