リダクション(乳房縮小術)
リダクション (乳房縮小術)に向いているタイプ
- 体の大きさに比べてバストが大きすぎる
- バストが重たくて肩こりがひどい
- バストが大きいため垂れてしまった
- 年齢を重ねてバストが垂れてしまった
- 授乳によってバストが垂れてしまった
リダクション (乳房縮小術)のポイント
乳房縮小術」は、身体の大きさと比較してもともとのバストが大きすぎる方に適した方法です。年齢を重ねることや授乳によっても下垂しますが、体や骨格のバランスに合わせて美しくリフトアップすることが可能です。
リダクション (乳房縮小術)の詳細
肥大した乳腺の一部と脂肪、余分な皮膚を切除してバストサイズを縮小した後、持ち上げるようにして切り取った傷口を縫い合わせます。傷口の長さは、縮小するバストの量が大きくなるにつれて、長くする必要があります。
一番傷口が短いもので乳輪の回りに丸い傷跡、そして乳輪からバストの下に向かって縦に傷を伸ばしていきます。更に、乳房下線(アンダーバスト)に沿って横に傷を伸ばすこともあります。
■乳房縮小術
※イラストはイメージです。※効果には個人差がございます。
医師コメント
バストを理想の形へ近づける
上野 佐知医師
上野 佐知医師
乳房のボリュームを減らしつつ、美しくリフトアップをすることを目的とした手術です。元々のバストが大きな方に適した方法で、乳房下部の肥大した乳腺組織・脂肪組織を除去してバストサイスを縮小した後に、余分な皮膚を切除して形を整えます。
術式はいくつもありますが、どの方法も傷跡が大きく残るという点は注意が必要です。
麻酔方法
- 全身麻酔
ダウンタイム・術後経過
ダウンタイム
※個人差があります。
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腫れ
約7~14 日間。乳輪・乳頭周囲に出る可能性があります。 内出血や感染症になった場合、腫れが長引くこともあります。
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内出血
手術操作によって細かい血管が傷つくと皮膚の下で出血し乳輪周囲~胸全体が紫色になりますが、1~2 週間で消失します。 切開部~胸全体に出る可能性があります。
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抜糸
6~14 日目
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ドレーン
術後の浸出液や血液を胸に貯めずに、外に排出させるための管を付けます。 通常は、2~3 日程で抜去となります。
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圧迫
手術後、2~3 日はキズ口をテープにて固定し、ガーゼ保護致します。
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ブラジャー
スポーツブラや柔らかいタイプの物であれば、ドレーン抜去後から使用可能です。 ワイヤー入りのものは1 ヶ月使用を控えて下さい。
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シャワー
ドレーン抜去後(2~3 日)から可能です。
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通院
1 日目・2 日目・3 日目(4 日目~)・7 日目・14 日目
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完成
約6 ヶ月
ダウンタイム後の経過
1. 胸
○ 一時的に腫れやムクミにより、左右差や大きすぎると感じることがありますが、時間と供に馴染んでいきます。
○一時的に胸の感覚が鈍くなりますが、数ヶ月かけ徐々に改善します。
○状態が落ち着くまでの間、強い刺激によって痛みを感じることがあります。
徐々に軽減されますが、痛みが強い間は出来るだけ刺激を避けてください。
○バストを持ち上げるため、バストの下半分に丸みが無くなり、不自然に感じることがありますが、3~6 ヶ月かけて、徐々に硬さが取れて、下半分に丸みが出てきます。
○手術後、加齢により、下垂などの変化が引き続き起こります。
2. 切開部の傷跡
傷の赤みは数ヶ月かけて、薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。
手術後に起こりうるトラブル
※トラブルが生じた場合、適宜対応いたします。
- バストがまだ大きすぎる(垂れる)
- バストが小さすぎる
- 乳輪・乳頭の位置が高すぎる
- 乳輪・乳頭の位置が低すぎる
- バストサイズや乳輪・乳頭の位置の左右差
- 胸部の感覚麻痺
- キズアト
- 授乳への影響
- 乳首や胸の組織・皮膚の壊死
- 乳輪の輪郭がくっきりする
- 乳輪の形の変形
- テープかぶれを起こす
- 感 染(化膿する)
- 血が溜まる
- 傷が開く
- 中縫いの糸が出てくる
- 喫煙について
- 喫煙は血液の循環を悪くする為、傷の治りが悪くなります。細菌がついて感染を引き起こす原因にもなります。 術前2 週間前~術後最低1 ヶ月は禁煙をお願い致します。
料金
※保険適用外の自由診療です。
リダクション (乳房縮小術) | ¥1,100,000~¥1,760,000 | |
マストペクシー | 乳房吊上げ術 | ¥1,100,000~¥1,320,000 |
+シリコンバック挿入術 手術料金のみ(別途パック代要) | ¥1,540,000 |
※価格は全て税込です。
副乳切除術のよくある質問
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手術は痛いですか?
全身麻酔で眠った状態での手術となりますので、手術中の痛みの心配はありません。
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術後の痛みはありますか?
1週間程度痛みが残りますが、痛み止めの薬を内服して頂きながらコントロールして頂けます。
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手術の後はどのような経過になりますか?
ダウンタイム中は、術後2~3 日はキズ口をテープにて固定し、ガーゼ保護致します。また、術後の浸出液や血液を胸に貯めずに、外に排出させるための管(ドレーン)を付けます。通常は、2~3 日程で抜去となります。 ダウンタイム後は、一時的に腫れやムクミにより、左右差や大きすぎると感じることがありますが、時間と供に馴染んでいきます。バストを持ち上げるため、バストの下半分に丸みが無くなり、不自然に感じることがありますが、3~6 ヶ月かけて、徐々に硬さが取れて、下半分に丸みが出てきます。
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傷跡は完全に消えますか?
傷跡が気になる場合がありますが、年月の経過とともに目立たなくなります。 傷跡が気になる場合は、状態に合わせて改善を図りますので医師にご相談ください。
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バストの大きさが元に戻ることはありませんか?
急激な体重の増加などがない限りは、バストの大きさが元に戻ることはありません。ただし、加齢と共にバストの下垂が見られることはあります。
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授乳に影響は出ませんか?
乳腺組織を温存することも可能なため、授乳に影響が出る心配はありません。 ただし、乳腺組織を残す場合はバストの縮小サイズが限られるため、サイズダウンの幅には限界があります。
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プールや海にはいつごろから入れますか?
身体を水につけるプールや海水浴は、術後1ヶ月からでしたら可能です。長時間の激しい運動は、傷跡が完全に落ち着くまでは控えてください。
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乳房縮小と同時に乳輪も小さくすることは可能ですか?
施術方法によっては可能ですので、詳しくはカウンセリングの際にご相談下さい。
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日帰り手術は可能ですか?
乳房縮小術は全身麻酔で行います。そのため、1日の入院をお勧めします。翌日には消毒、6~14 日後には抜糸のため来院が必要です。可能でしたら3日~1週間程度のお休みを取っていただくことをお勧めしております。