そのヒアルロン酸注入、本当に安全?額・こめかみ治療で失敗しないために知るべき医師選びの重要性

「額を丸くしたい」「こめかみをふっくらさせたい」―そんな願いを叶えるヒアルロン酸注入。
しかし、誤った層への注入や解剖の理解不足によって、失明などの重い合併症が起こるリスクがあることをご存じでしょうか。
本記事では、美容外科学会(JSAS)認定の医療従事者向け教育機関であるAMAの理事を務めており、東京院院長の上野佐知医師が監修しております。
2025年5月28~30日に行われた「第113回日本美容外科学会」のシンポジウムでの登壇内容を元に
美容医療の中でも繊細な部位である「おでこ・こめかみ」のヒアルロン酸注入について、安全に受けるために必要な知識と、信頼できる医師選びのポイントを解説します。
なぜ、おでこやこめかみにヒアルロン酸を入れるの?
凹みが生む「老け見え」「疲れ顔」の印象
年齢を重ねると、おでこやこめかみに「凹み」や「こけ」が生じやすくなります。
おでこやこめかみの凹みは、光の影を生み出し、「疲れて見える」「男性的に見える」といった印象を与えます。
このような加齢による構造的な変化を整えるためには、解剖に基づいた安全な方法でボリュームを補い、なめらかな曲線を取り戻すことで、若々しく健康的な印象へ導きます。

ボリュームを補うことで得られる若々しい輪郭
こめかみや額にヒアルロン酸を注入し、凹凸をなめらかに整えることで、顔全体の輪郭が柔らかくなり、女性らしい立体感が戻ります。
また、額のカーブが整うことで、目元の開きが自然に改善し、明るくリフトアップした印象を与える効果もあります。
ただし、自然で美しい仕上がりを得るためには、骨膜上や筋膜間など、安全な層を見極めて注入する高度な技術が必要です。

ヒアルロン酸注入に潜む、失敗のリスクとは
ヒアルロン酸注入は手軽な施術に見えますが、解剖の理解と医師選びを誤ると、結果だけでなく安全性にも大きなリスクを伴います。
「入れすぎ」による不自然さが起こってしまう
過剰な注入は、そのパーツを過度に強調させたり、逆に顔全体のバランスを崩してしまいます。
理想は、解剖を熟知した医師が層ごとの特性を見極め、最小限の量で最大限の効果を引き出す注入デザインを行うことです。

最悪の場合には「失明」する可能性も
額やこめかみのヒアルロン酸注入で、最も重篤な合併症が「失明」です。
額やこめかみは、血管・神経・筋肉が複雑に走行するエリアです。
解剖を理解せずに針を進めると、血管にヒアルロン酸が入り、血流が網膜へ届かなくなることで視力障害を起こすことがあります。
安全な施術のためには、解剖学的な知識を前提とした層別注入が不可欠です。
危険はどこにある?顔の血管とヒアルロン酸の関係
おでこやこめかみには、重要な動脈などが密集しています。

これらの血管の一部は、眼の奥につながる重要な動脈と吻合しており、
誤ってヒアルロン酸が入ると、わずか0.1cc程度でも血流を遮断する可能性があります。
そのため、正しい解剖に基づく層の選択と角度のコントロールが重要です。
安全性は「運」ではなく「理解」から生まれるのです。
「解剖の理解」なくして、安全な注入はありえない

同じ注入治療でも、医師の理解度によって結果は大きく異なります。
解剖を熟知している医師は、血管の走行と安全な層を把握しており、トラブルを回避しながら自然なラインを作ることができます。
一方で、構造を理解していない医師による施術は、表面的には成功していても、時間とともに違和感や左右差が出ることがあります。
したがって、「誰に任せるか」という医師選びが最も重要なポイントです。
信頼できるクリニックが行っている、安全への取り組みとは?
事前カウンセリングと解剖に基づくデザイン設計
安全なヒアルロン酸注入の第一歩は、カウンセリングと解剖的分析です。
ビスポーククリニックでは、カウンセリングを大切にしており、なりたい姿や与えたい印象などをヒアリングしデザインに落とし込みます。
また日本形成外科学会認定形成外科専門医のみが在籍しており、骨格・筋肉・血管の位置を総合的に評価し、最も安全な層と注入量をデザインします。

使用製剤の選定と層別の使い分け
皮下・筋膜間・骨膜上といった層ごとに適したヒアルロン酸を選定します。
たとえば、浅い層には柔らかい製剤、骨膜上には高粘度の製剤など、製剤の性質と解剖層をマッチングさせることが安全と自然さの両立につながります。

日々の研鑽と学会での啓蒙活動
信頼できるクリニックほど、常に最新の解剖知見を学び続けています。
ビスポーククリニックの医師陣は国内外の数々の学会で発表を行っております。
また室孝明医師・上野佐知医師は美容外科学会(JSAS)認定の医療従事者向け教育機関であるAMAの理事を務めており、国内でも指導者的な立ち位置にあります。
学会発表や解剖セミナーへの参加を通じて、新たなリスクや改善策を共有し、安全の基準を更新し続ける姿勢を大切にしています。
AMA(Aesthetic Medical Academy)は解剖×技術で安全な美容医療の確立を目指して設立された、美容外科学会(JSAS)認定の医療従事者向け教育機関。

まとめ:価格や手軽さだけで選ばないで。大切なのは「安全」への知識と実績です
おでこやこめかみのヒアルロン酸注入は、わずかな量でも印象を大きく変える繊細な施術です。
その分、医師選びと解剖の理解が何よりも重要です。
「安さ」や「手軽さ」で選ぶことは悪いことではないですが最も重要なことは、あなたの美しさを安全に引き出せる医師と出会うこと。
それこそが、長く満足のいく結果を得るための最良の選択です。
約6割の患者様が「もう一度ちゃんと考えたい」と当院を訪れています
他院で叶わなかった理想を、私たちが追求します。
ビスポーククリニックに訪れる患者様の約6割が他院・他国の美容整形手術の修正です。
「以前の施術に納得できなかった」というご相談も多く寄せられます。
だからこそ、私たちはお一人おひとりの声に丁寧に向き合い、すでに一度手術を受けている場合でも、
構造を見極めた上で、ご希望に近づけるための修正施術をご提案しています。
ビスポーククリニック東京院

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